IPO株とは
IPO株とは「Initial Public Offering」の略語で、新しく株を売り出して、証券取引所に上場し誰でも株を購入できるようになる新しい株です。
なぜ、新しい株を発行するのかというと企業はお金を集めるのに銀行からお金を借りるか、株を発行してお金を集めます。上場を許された企業はIPO株を発行してお金を集めます。株でお金を集めれば金利がかからず、お得というわけです。
IPO株は人気が高く、良い会社の株を買うチャンスで購入価格より初値価格が高くなりやすい株となっています。
2021年度 当選確率
初値価格が高くなりそうな案件に応募した2021年のIPO当選確率の個人実績です。
証券会社 | 当選回数/応募回数 | 当選確率 | 利益 | ||
SBI証券 | 0/65 | 0% | |||
マネックス証券 | 0/32 | 0% | |||
松井証券 | 1/33 | 3% | 1.5万円 | ||
auカブコム証券 | 0/18 | 0% | |||
野村證券 | 0/30 | 0% | |||
大和証券 | 0/16 | 0% | |||
SMBC日興証券 | 1/37 | 3% | ー0.8万円 | ||
岡三オンライン証券 | 0/22 | 0% | |||
楽天証券 | 0/37 | 0% | |||
SBIネオモバイル証券 | 2/13 | 15% | 0万円(4株) | ||
LINE証券 | 0/5 | 0% | |||
合計 | 4/308 | 1.2% | 0.7万円 |
IPOで知っておくと良い用語
①初値・・・株式の新規公開(IPO)で、初めて付いた株価のことで、人気が高い銘柄は初値が購入価格より高くなることが多い。
②オファレング・レシオ・・・発行済株式数のどの程度を株式市場に放出するかを示す。ファイナンス規模や流動性の指標。20%〜30%で30%を超えてくると注意が必要。
計算式:(公募株+売出株)÷発行済株
③ロックアップ・・・社長、役員、大株主などの持株を一定期間売却できないようにする制度
④発行済株式数・・・会社が既に発行した株式数のこと
⑤公募株数・・・企業が新しく発行する株式 ※企業にお金が入る
⑥売出株数・・・既存株主が市場に出す株式 ※既存株主にお金が入る
⑦公開株数・・・④公募株数と⑤売出株数を足したもの ※売出株が多いと企業にお金が入らないのでIPOは不人気
⑧O.A(オーバーアロットメント)・・・想定以上の需要があった場合に利用される株。譲渡益は主に証券会社に入る」
デメリット
①割に合わない・・・複数の証券会社に講座を開設し、管理がめんどくさい
②景気に大きく左右される・・・景気が悪いときはIPO株であっても値上がりする確率が下がります。
③IPO投資はお祈り投資・・・私の当選確率は1%くらいでほとんど当たりません。
④資金が必要・・・IPO応募時点で資金が拘束される証券会社がほとんどなので、応募数が増えるほど資金がたくさんいります。
証券会社について
多くの証券会社に登録してIPO株をゲットしましょう。
SBIネオモバイル証券は、1株から購入可能です。ただし、上場日以降、市場において初めて取引が成立した日の翌営業日からの売却になるので初値売却はできません。
証券会社 | 抽選方法 | 当選確率 | メリット | ||
SBI証券 | 完全抽選30%チャレンジポイント15% | 0% | |||
マネックス証券 | 100%完全平等抽選 | 0% | |||
松井証券 | 70%完全平等抽選 | 3% | 応募資金不要 | ||
auカブコム証券 | システムでの平等抽選 | 0% | |||
野村證券 | ネット10%完全抽選 | 0% | 応募資金不要 | ||
大和証券 | ネット10%完全平等抽選 | 0% | |||
SMBC日興証券 | ネット10%完全平等抽選 | 3% | |||
岡三オンライン証券 | 100%完全平等抽選 | 0% | 応募資金不要 | ||
楽天証券 | 100%完全抽選 | 0% | |||
SBIネオモバイル証券 | 完全抽選50%優遇抽選50% | 15% | 1株から申込みできる | ||
LINE証券 | 100%完全抽選 | 0% |
最後に
2021年から始めたIPO株の当選確率について紹介しました。
1年間通して、IPO株はなかなか当たらないことを実感しました。IPO株に当選するためには少しでも多くの証券会社で口座を作って申し込む必要があります。また、資金がないと申し込みできない証券会社がほとんどなので、重複して応募するには資金の準備も必要です。さらに、管理が大変です。
そんなIPO株ですが、初値が購入価格より高くなる可能性は高いので人気があります。ですが、必ず儲けがでるわけではありませんので、運頼みの株投資ということです。
それでも始めてみたいという方は一緒に頑張っていきましょう。